2024年11月17日
東京フィルハーモニー交響楽団~名曲コンサート~
こんばんは
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
皆さま、芸術の秋
楽しんでいらっしゃいますか
私は、昨日、東京フィルハーモニー交響楽団の名曲コンサートを聴きに、
磐田市民文化会館 「かたりあ」 に、行ってまいりました
アンドレア・バッティストーニさんの指揮は、いつもながら、エネルギーに満ち溢れていました。
そして、仲道郁代さんは、変わらず、可憐なお姿と立ち居振舞い
憧れます
私の席からちょうどよく拝見することができたため、
あれ?? と思ったことが・・・
どう見ても、ピアノ椅子の角度がおかしい・・・
ピアノに向かって前傾姿勢になるように傾斜がついているのです。
恐らく、重心の取り方で、筋肉の使い方が変わり、
結果、音色なども変化するのだと思います。
このような椅子は初めて見ました
フルートの演奏でも、姿勢は大切です。
一人ひとり、身体が違うわけですから、その人に合う姿勢を見つけられるといいですよね。
久しぶりのオーケストラ
芸術の秋を十分に楽しんでまいりました
2024年10月29日
時空の旅~名曲の世界~ ありがとうございました
こんばんは
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
例えば・・・
新しいノートに書く 最初の一文字
バートンのソナチネは、毎日そんな感覚を覚えながら取り組んだ曲でした。
フルートのメロディと伴奏が違う調だったり
リズムがずれているように聞こえるのが正解だったり
でも、しっかり調和している
本当に楽しい素敵な曲
昨日は、静岡県演奏家協会 静岡第一支部主催
時空の旅 ~名曲の世界~ に、大勢のお客様にご来場いただきました。
感謝申し上げます。
ここ数年、演奏会のトリを任されることが続いております。
プレッシャーがないわけではありませんが、
自分の演奏に集中しているためか?
いやいや、恐らく歳のため、鈍感になっている
あまりそういったことに惑わされることなく、楽しく演奏できるようになりました。
だからといって、反省点がなくなるわけもなく、
悔しさも残るのですが、それでもやっぱり楽しさが勝るのです。
若い頃は、少しのことに振り回され、
ヒリヒリした痛みから解放されるのに苦労したこともありました。
今は、別のステージで演奏しているようです。
歳を重ねるのも悪くない
きっと、これからが楽しい世界と信じて、
もう少し頑張っていけそうです。
いつも私を支えてくれる、最強のパートナー 高校からの大親友
大学の先輩! 美声に憧れます イタリアマダムみたい かっこいい!
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
例えば・・・
新しいノートに書く 最初の一文字
バートンのソナチネは、毎日そんな感覚を覚えながら取り組んだ曲でした。
フルートのメロディと伴奏が違う調だったり
リズムがずれているように聞こえるのが正解だったり
でも、しっかり調和している
本当に楽しい素敵な曲
昨日は、静岡県演奏家協会 静岡第一支部主催
時空の旅 ~名曲の世界~ に、大勢のお客様にご来場いただきました。
感謝申し上げます。
ここ数年、演奏会のトリを任されることが続いております。
プレッシャーがないわけではありませんが、
自分の演奏に集中しているためか?
いやいや、恐らく歳のため、鈍感になっている
あまりそういったことに惑わされることなく、楽しく演奏できるようになりました。
だからといって、反省点がなくなるわけもなく、
悔しさも残るのですが、それでもやっぱり楽しさが勝るのです。
若い頃は、少しのことに振り回され、
ヒリヒリした痛みから解放されるのに苦労したこともありました。
今は、別のステージで演奏しているようです。
歳を重ねるのも悪くない
きっと、これからが楽しい世界と信じて、
もう少し頑張っていけそうです。
いつも私を支えてくれる、最強のパートナー 高校からの大親友
大学の先輩! 美声に憧れます イタリアマダムみたい かっこいい!
2024年10月13日
フルートの調整会
こんばんは
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
一日の中で、気温差がありますね。
皆さま、爽やかな秋を楽しんでいらっしゃいますか
秋晴れの気持ちの良い日が続くといいですね・・・
秋は、ブライダルシーズンでもありますから、
毎週末、挙式で演奏させていただいでおります。
一生に一度の大切なお式ですから、
毎回、心を込めて演奏するのですが、
ゲストの方から、演奏について声を掛けていただけると、
やはり嬉しいものです
今日は、フルートのメンテナンスへ
前回から、少々間が空いてしまったので、
私のフルート、ちょっと可哀想だったかな・・・
限られた時間の中で、
物凄い手際よく、見ていただきました。
普段は、直接東京に持って行き、楽器メーカーにお願いします。
そういう時は、修理している様子を見ることはできないのですが、
このような、調整会では、対面でお話をしながらメンテナンスしていただけるので、
とても楽しく、興味津々
フルート調整用の道具は市販されているわけではないので、
リペアマンがそれぞれ作っているようです。
昔懐かしのカセットテープのテープを切って使用していたり、
それを、直に拝見できるのは面白い
楽器も、自分の身体も、
この世に一つしかなくて、代わりがないことは同じ。
大切に長く付き合っていくために、
メンテナンスはしっかりしなくてはいけませんね
2024年10月01日
時空の旅~名曲の世界~
こんにちは
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
気が付けば、今日から10月
まだまだ、暑さが残っておりますが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか。
季節の変わり目は、何かと注意が必要ですね
素敵な秋を過ごされますように・・・
さて、本日は私が出演いたします演奏会のお知らせです
静岡県演奏家協会 静岡第一支部主催
時空の旅 ~名曲の世界~
10月27日 (日曜日) 13時30分開演
静岡音楽館AOIホール
入場料 2000円
私は、バートン作曲 ソナチネ を演奏いたします。
バートンは、現代アメリカの作曲家で、ピアニストでもあります。
このソナチネは、第二次世界大戦後間もない 1948年 ニューヨークのフルートクラブが行った
フルートのための作曲コンクールで、グランプリを取った作品です。
● 第一楽章 どこかメランコリックな主題、波のうねりのような中間部、軽妙洒脱なコーダ
● 第二楽章 「夢見るような」と表示されているように、静かでもの悲しくはじまり、
激しい表情の中間部へ
● 第三楽章 スペインの軽妙な舞曲である「ファンタンゴ」のリズムに乗り、
フルートとピアノがスリリングな関係を創り出している
いよいよ、芸術の秋
心豊かな時間を・・・
心を込めて、精一杯 演奏したいと思います。
皆さまとお目にかかれるのを、楽しみにしております
2024年09月19日
上野耕平×三浦一馬 デュオコンサート featuring 高橋優介
こんばんは
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
今日は、楽しみにしていた、
サックス奏者 上野耕平さんと バンドネオン奏者 三浦一馬さんの コンサートに行ってまいりました。
ピアノの高橋さんも含め、若い演奏家のエネルギーって、本当に凄い
わくわくしました。
ありきたりではない、ここでしか聴けないものを創り出していく力
若さ溢れる大胆さと、確かなテクニックと繊細さ。
そして、サックスは色気があっていいですね。
上野さんは、声も素敵
フルートと同じ吹奏楽器ですので、今日は上野さん目当てで伺いました。
『 ピアソラは、人生を感じる もっと歳を重ねたら、また違ってくるのかもしれない 』
そんなトークがありました。
私も同感です。
歳を重ねると、見える景色が違うんですよね・・・
こればかりは歳を重ねてみなければわからない!
今奏でる音楽は、きっと今しかできないのだと思います。
これだから、音楽は面白い
ほんの少し会話をさせていただきましたが、
礼儀正しく、爽やかな印象通り!
ラジオの、×クラシック も、面白いですよね
今日も、たくさんのファンを獲得されたことでしょう。
気持ちの良い、演奏会でした。
さ~て、私も頑張ろうっと
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
今日は、楽しみにしていた、
サックス奏者 上野耕平さんと バンドネオン奏者 三浦一馬さんの コンサートに行ってまいりました。
ピアノの高橋さんも含め、若い演奏家のエネルギーって、本当に凄い
わくわくしました。
ありきたりではない、ここでしか聴けないものを創り出していく力
若さ溢れる大胆さと、確かなテクニックと繊細さ。
そして、サックスは色気があっていいですね。
上野さんは、声も素敵
フルートと同じ吹奏楽器ですので、今日は上野さん目当てで伺いました。
『 ピアソラは、人生を感じる もっと歳を重ねたら、また違ってくるのかもしれない 』
そんなトークがありました。
私も同感です。
歳を重ねると、見える景色が違うんですよね・・・
こればかりは歳を重ねてみなければわからない!
今奏でる音楽は、きっと今しかできないのだと思います。
これだから、音楽は面白い
ほんの少し会話をさせていただきましたが、
礼儀正しく、爽やかな印象通り!
ラジオの、×クラシック も、面白いですよね
今日も、たくさんのファンを獲得されたことでしょう。
気持ちの良い、演奏会でした。
さ~て、私も頑張ろうっと
2024年09月01日
2024年クリスタル・ハーモニー フルートコンサート♪
こんばんは
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
あっという間に、もう9月ですねえ・・・
私に夏はあったのだろうか?
と思ってしまうほど早かった。
昨日は、台風の中でしたが、
クリスタル・ハーモニーの発表会を行いました。
ギリギリまで、開催してよいものか悩みましたが、
思い切って開催して良かったと思っております。
出演者の皆さんと、ご家族の協力のおかげです。
心から感謝申し上げます。
スイッチが入った中学生、高校生の一年間の成長は凄いですね。
音大生の、一年間の成長は、こちも勉強になりました。
大人の人が、趣味で学び続けるということは、意外と大変なことだと思います。
本当に好きだからこそですよね。
皆さん、素敵でした
一人ひとりの演奏を、じっくりと聴きながら、
その成長を嬉しく思ったり、
課題を見つけたり、
また、私自身が反省したり・・・
外は台風でも、
心は、晴れやかな一日でした。
新幹線が止まってしまい、東京から毎年参加してくれるS君が来れなくなってしまったり・・・
もう、20年近く通ってくださっているOさんが体調不良で出演できなかったり・・・
打ち上げができなかったり・・・
残念なこともありましたが、
また来年
さあ、今度はどんな曲を演奏しましょうか
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
あっという間に、もう9月ですねえ・・・
私に夏はあったのだろうか?
と思ってしまうほど早かった。
昨日は、台風の中でしたが、
クリスタル・ハーモニーの発表会を行いました。
ギリギリまで、開催してよいものか悩みましたが、
思い切って開催して良かったと思っております。
出演者の皆さんと、ご家族の協力のおかげです。
心から感謝申し上げます。
スイッチが入った中学生、高校生の一年間の成長は凄いですね。
音大生の、一年間の成長は、こちも勉強になりました。
大人の人が、趣味で学び続けるということは、意外と大変なことだと思います。
本当に好きだからこそですよね。
皆さん、素敵でした
一人ひとりの演奏を、じっくりと聴きながら、
その成長を嬉しく思ったり、
課題を見つけたり、
また、私自身が反省したり・・・
外は台風でも、
心は、晴れやかな一日でした。
新幹線が止まってしまい、東京から毎年参加してくれるS君が来れなくなってしまったり・・・
もう、20年近く通ってくださっているOさんが体調不良で出演できなかったり・・・
打ち上げができなかったり・・・
残念なこともありましたが、
また来年
さあ、今度はどんな曲を演奏しましょうか
2024年07月01日
始め有るものは必ず終わり有り
こんばんは
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
早いですねえ・・・
もう、7月
皆さま、梅雨空を吹き飛ばすくらい、
爽やかにお過ごしでしょうか
昨日は、夏越大祓 大茅の輪くぐり
浅間神社に行って参りました。
何となく、すっきりとした気分になりますね
さて、
私が高校3年生からずっとお世話になってきたフルートの師匠が主宰する
青山にある 『青山フルートインスティテュート』
この5月をもってお教室の扉を閉めることになったのです・・・
始め有るものは必ず終わり有り
こんな言葉もありますが、やっぱり寂しい・・・
毎年出版される 文集 『笛吹きたち』 は、今年の5月 53号を持って、最終号。
寂しさが込み上げてきます・・・
これは、何としても執筆しなければ!と、原稿を提出しました。
~・~・~・~・~・~・~・~・~
私が初めて外苑ビルの教室を訪れたのは、もう40年近く前、高校三年生の8月4日のことでした。
母と二人、「本当にここで間違いない?」と、少し緊張しながら階段を上ったのが、遠い昔のような、ついこの間だったような・・・
今はそんな気持ちです。
先日「笛吹きたち」15号を開いたら、ちょっと生意気だけれど、初々しい希望に満ちた私に出会うことができました。
幼少期より音楽が好きで、得に小学生の頃はリコーダーに嵌り、中学生になったら吹奏楽部でフルートを吹くのだと決めていました。
当時からフルートはとても人気があり、激戦を勝ち抜き、フルートの座を得られた時は本当に嬉しかった!
今考えれば、この瞬間に私のその後の人生の方向が決まったわけです。
私が通っていた中学の吹奏楽部は、部員数が百人を超え、練習熱心で、音楽の道を志す先輩も多く、大変恵まれた環境でした。
後に、母から聞いた話では、私が中学1年生の時に、顧問の先生から私を音楽の道に進ませたらどうかと声を掛けていただいたのだそうです。
中学3年生からは、専門的にフルートのレッスンに通い、その先生が指導されている高校の音楽科をフルートで受験しました。
中学3年から高校3年までお世話になり、フルートの基礎を教えていただきました。
クラスの全員が音楽大学を目指している環境で、貴重な体験がたくさんできたことは、本当に良かったのですが、課題に追われる日々は、不器用な私にとって体力的にも精神的にもなかなか厳しかったことを覚えています。
「クリスタルさんの音楽は真面目で四角いから、もっと丸くなれるといいんだけどねえ・・・」
実技試験の度に、多くの先生からそんな講評をいただくのですが、どうにもならない、どうしたら良いのかもわからない。
これはもう性格なので、そう簡単にどうにかなることではありませんでした。
それでも、「特に女の人は、歳を重ねる毎にどんどん音楽が変わっていける。
だから、今はそれで大丈夫。」と励ましていただきました。
「歳を重ねていったら、音楽が変われる」というその言葉は救いでした。
50代半ばを過ぎた今でも、私の音楽人生を支え、未来に希望が持てる大切な言葉となっています。
気持ちばかり焦って余裕がなかったあの頃より、今の方が体力はなく、指もタンギングも、目も怪しい・・・
でも、音楽はずっと深いところで楽しめるようになったと思うのです。
私は、美術家の篠田桃紅さんが大好きです。
あの、迷いのないまっすぐな線を初めて見た時、私の中の何かが変わりました。
柔らかな曲線に憧れてきたけれど、私はやっぱりまっすぐに伸びる直線が好きなのです。
もしかしたら、そう考えられるようになった時点で、少し丸くなれたのかも・・・と都合よく解釈しています。
桃紅さんの伸びやかな直線は、何故か柔らかさも合わせ持っている。
ああ、私はこういう音楽を目指せばいいのかなと感じているところです。
高校の恩師の母校でもある国立音楽大学に進学してからも、器用にこなしていける私ではなかったと思いますが、いろいろな意味で、石原先生には、成長するのを辛抱強くお待ちいただいたように感じています。
生徒を信じて待つことの大切さと難しさは、教える立場になって初めて分かったことです。
結婚し、一人娘に恵まれ、彼女が当たり前のようにフルートを吹き出し、当たり前のように、国立音楽大学に進学した頃から、二人でデュオリサイタルを開催することが夢となりました。
そして、その夢が二年前に実現!
演奏会の最後の曲は、クーラウの『第1番 大協奏三重奏 作品一119』と決め、娘と青山のレッスン場に伺い、レッスンしていただけたことは、この上なく幸せなことでした。
「これは、夢のようなことだよ。」と、石原先生にも喜んでいただきました。
その娘も、大切な皆さんと美しい富士山に見守られ 12月に日本平で結婚式を挙げました。
可愛い後輩たちに混ぜてもらい、新婦の母にもかかわらず、なんと黒留袖姿でフルートを吹いてしまいました。
人生の節目には、いつも思うのです。
「フルートを吹いていて本当に良かった。」
そう言えば、大学を卒業する時に、石原先生からかけていただいた言葉は、
「お婆さんになっても、フルートを好きでいてね。」でした。
これは、絶対に守れる自信があります。
先生に教えていただいたことを、私のお弟子さんに伝えていくことが私なりの恩返し。
いつも、やりたいことがたくさんあって時間が足りないと仰っていた先生。
それを一つ一つ形にされていくお姿は、私も頑張らなくては!というエネルギーを与えてくださいます。
今、この世の中で何事もなくフルートを吹けることは、決して当たり前のことではありません。
日常に感謝しながら、これからもフルートを楽しく吹いていければ幸せだと思います。
「石原先生の弟子にしていただけて、本当に良かった。」
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
早いですねえ・・・
もう、7月
皆さま、梅雨空を吹き飛ばすくらい、
爽やかにお過ごしでしょうか
昨日は、夏越大祓 大茅の輪くぐり
浅間神社に行って参りました。
何となく、すっきりとした気分になりますね
さて、
私が高校3年生からずっとお世話になってきたフルートの師匠が主宰する
青山にある 『青山フルートインスティテュート』
この5月をもってお教室の扉を閉めることになったのです・・・
始め有るものは必ず終わり有り
こんな言葉もありますが、やっぱり寂しい・・・
毎年出版される 文集 『笛吹きたち』 は、今年の5月 53号を持って、最終号。
寂しさが込み上げてきます・・・
これは、何としても執筆しなければ!と、原稿を提出しました。
~・~・~・~・~・~・~・~・~
私が初めて外苑ビルの教室を訪れたのは、もう40年近く前、高校三年生の8月4日のことでした。
母と二人、「本当にここで間違いない?」と、少し緊張しながら階段を上ったのが、遠い昔のような、ついこの間だったような・・・
今はそんな気持ちです。
先日「笛吹きたち」15号を開いたら、ちょっと生意気だけれど、初々しい希望に満ちた私に出会うことができました。
幼少期より音楽が好きで、得に小学生の頃はリコーダーに嵌り、中学生になったら吹奏楽部でフルートを吹くのだと決めていました。
当時からフルートはとても人気があり、激戦を勝ち抜き、フルートの座を得られた時は本当に嬉しかった!
今考えれば、この瞬間に私のその後の人生の方向が決まったわけです。
私が通っていた中学の吹奏楽部は、部員数が百人を超え、練習熱心で、音楽の道を志す先輩も多く、大変恵まれた環境でした。
後に、母から聞いた話では、私が中学1年生の時に、顧問の先生から私を音楽の道に進ませたらどうかと声を掛けていただいたのだそうです。
中学3年生からは、専門的にフルートのレッスンに通い、その先生が指導されている高校の音楽科をフルートで受験しました。
中学3年から高校3年までお世話になり、フルートの基礎を教えていただきました。
クラスの全員が音楽大学を目指している環境で、貴重な体験がたくさんできたことは、本当に良かったのですが、課題に追われる日々は、不器用な私にとって体力的にも精神的にもなかなか厳しかったことを覚えています。
「クリスタルさんの音楽は真面目で四角いから、もっと丸くなれるといいんだけどねえ・・・」
実技試験の度に、多くの先生からそんな講評をいただくのですが、どうにもならない、どうしたら良いのかもわからない。
これはもう性格なので、そう簡単にどうにかなることではありませんでした。
それでも、「特に女の人は、歳を重ねる毎にどんどん音楽が変わっていける。
だから、今はそれで大丈夫。」と励ましていただきました。
「歳を重ねていったら、音楽が変われる」というその言葉は救いでした。
50代半ばを過ぎた今でも、私の音楽人生を支え、未来に希望が持てる大切な言葉となっています。
気持ちばかり焦って余裕がなかったあの頃より、今の方が体力はなく、指もタンギングも、目も怪しい・・・
でも、音楽はずっと深いところで楽しめるようになったと思うのです。
私は、美術家の篠田桃紅さんが大好きです。
あの、迷いのないまっすぐな線を初めて見た時、私の中の何かが変わりました。
柔らかな曲線に憧れてきたけれど、私はやっぱりまっすぐに伸びる直線が好きなのです。
もしかしたら、そう考えられるようになった時点で、少し丸くなれたのかも・・・と都合よく解釈しています。
桃紅さんの伸びやかな直線は、何故か柔らかさも合わせ持っている。
ああ、私はこういう音楽を目指せばいいのかなと感じているところです。
高校の恩師の母校でもある国立音楽大学に進学してからも、器用にこなしていける私ではなかったと思いますが、いろいろな意味で、石原先生には、成長するのを辛抱強くお待ちいただいたように感じています。
生徒を信じて待つことの大切さと難しさは、教える立場になって初めて分かったことです。
結婚し、一人娘に恵まれ、彼女が当たり前のようにフルートを吹き出し、当たり前のように、国立音楽大学に進学した頃から、二人でデュオリサイタルを開催することが夢となりました。
そして、その夢が二年前に実現!
演奏会の最後の曲は、クーラウの『第1番 大協奏三重奏 作品一119』と決め、娘と青山のレッスン場に伺い、レッスンしていただけたことは、この上なく幸せなことでした。
「これは、夢のようなことだよ。」と、石原先生にも喜んでいただきました。
その娘も、大切な皆さんと美しい富士山に見守られ 12月に日本平で結婚式を挙げました。
可愛い後輩たちに混ぜてもらい、新婦の母にもかかわらず、なんと黒留袖姿でフルートを吹いてしまいました。
人生の節目には、いつも思うのです。
「フルートを吹いていて本当に良かった。」
そう言えば、大学を卒業する時に、石原先生からかけていただいた言葉は、
「お婆さんになっても、フルートを好きでいてね。」でした。
これは、絶対に守れる自信があります。
先生に教えていただいたことを、私のお弟子さんに伝えていくことが私なりの恩返し。
いつも、やりたいことがたくさんあって時間が足りないと仰っていた先生。
それを一つ一つ形にされていくお姿は、私も頑張らなくては!というエネルギーを与えてくださいます。
今、この世の中で何事もなくフルートを吹けることは、決して当たり前のことではありません。
日常に感謝しながら、これからもフルートを楽しく吹いていければ幸せだと思います。
「石原先生の弟子にしていただけて、本当に良かった。」
2024年05月18日
第37回 IFKS 定期演奏会
こんばんは
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
今日は、第37回 インターナショナル・フリードリヒ・クーラウ協会 定期演奏会
があり、札ノ辻クロスホールに行ってまいりました。
私のフルートの師匠、石原利矩先生が、理事長をされているこの協会は、
先生のクーラウへの愛が溢れています。
演奏会に入る前に、先生のレクチャーがありました。
これが楽しみ
ピアニストによる演奏も加えたレクチャーは、とても分かりやすいものでした。
知的で、親しみやすく、ウィットに富んだ先生のレクチャーは、
ほぼ毎回予定より、時間が長くなります
クーラウ愛炸裂ですから、期待通り
私は、もっと聞きたいくらい、あっという間でした
80代も半ばの師匠、このエネルギーは本当に凄い
『 ピアノのソナチネで有名なクーラウ というのは、
エリーゼのためにで有名なベートーヴェン と言われるのに似ている 』
というのは、実に上手く言い当てている表現だと思いました。
今回は、ピアノ作品の演奏会でしたが、
一緒に聴いていたピアニストの方も、
知らない曲ばかり・・・
と、驚かれていました。
偶然、幸運にも先生のお隣の席で聴かせていただいたので、
「この曲、可愛いでしょ!」
なんていう、先生のお言葉も聞きながら、
綺麗なメロディを聴き、至福の時間を過ごしてまいりました
余談ですが・・・
先日、テレビで放映されていた、NHK交響楽団の、1981年 第848回定期演奏会
テレビをつけたら、師匠のお顔が
当たり前ですが、皆さんとてもお若い!
フルートは、師匠のお隣が、小出先生
クラリネットの浜中先生
ファゴットの霧生先生
そして、チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 を演奏された、
中村紘子さん
わ、若い~
話を基に
石原先生が愛して止まないクーラウの作品
世の中に、もっともっと普及し、演奏される機会が増えますように
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
今日は、第37回 インターナショナル・フリードリヒ・クーラウ協会 定期演奏会
があり、札ノ辻クロスホールに行ってまいりました。
私のフルートの師匠、石原利矩先生が、理事長をされているこの協会は、
先生のクーラウへの愛が溢れています。
演奏会に入る前に、先生のレクチャーがありました。
これが楽しみ
ピアニストによる演奏も加えたレクチャーは、とても分かりやすいものでした。
知的で、親しみやすく、ウィットに富んだ先生のレクチャーは、
ほぼ毎回予定より、時間が長くなります
クーラウ愛炸裂ですから、期待通り
私は、もっと聞きたいくらい、あっという間でした
80代も半ばの師匠、このエネルギーは本当に凄い
『 ピアノのソナチネで有名なクーラウ というのは、
エリーゼのためにで有名なベートーヴェン と言われるのに似ている 』
というのは、実に上手く言い当てている表現だと思いました。
今回は、ピアノ作品の演奏会でしたが、
一緒に聴いていたピアニストの方も、
知らない曲ばかり・・・
と、驚かれていました。
偶然、幸運にも先生のお隣の席で聴かせていただいたので、
「この曲、可愛いでしょ!」
なんていう、先生のお言葉も聞きながら、
綺麗なメロディを聴き、至福の時間を過ごしてまいりました
余談ですが・・・
先日、テレビで放映されていた、NHK交響楽団の、1981年 第848回定期演奏会
テレビをつけたら、師匠のお顔が
当たり前ですが、皆さんとてもお若い!
フルートは、師匠のお隣が、小出先生
クラリネットの浜中先生
ファゴットの霧生先生
そして、チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 を演奏された、
中村紘子さん
わ、若い~
話を基に
石原先生が愛して止まないクーラウの作品
世の中に、もっともっと普及し、演奏される機会が増えますように
2024年05月10日
笑顔でいること
こんばんは
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
ゴールデンウイークも終わり、世の中も、少し落ち着いてきた頃でしょうか。
私は、前半仕事、真ん中で旅行、後半は気が緩んだのか、
珍しく、体調を崩しましたが、今はすっかり良くなりました!
幸福度ランキング、全国一位の 長野県原村に行き、ゆっくりした時間を過ごしました。
桜もまだ残っていて、ちょっと得をした気分
さて、今日は笑顔について
日頃から、笑顔でいるように気をつけてきましたが、
最近特にちょっと考えることがあります。
年齢的なことが大きく関係すると思うのですが、
普通にしていても、怒っているように見えるとか・・・
笑っているつもりでも、相手にはそう見えていないとか・・・
50を過ぎたら、要注意ではないかと思うようになりました。
あの君島十和子さんも言っていました~
『老け』は、細部に宿る
他人の目に私はどう映っているのか、
自撮りで自分を俯瞰してみる。
自分で思っている以上に気を付けないと
笑っているのに怖い・・・ なんてことにならないように
レッスンに通ってくださる生徒さんを迎える時、
私は努めて明るく、笑顔で接するように心がけておりますが、
時々、疲れた顔でやって来る方もいます。
より楽しく音楽と向き合い、生き生きと豊かな気持ちで生活していくことが、
私の教室の考え方です。
笑顔は伝染しますね
不機嫌も伝染します。
相手の表情は自分の鏡!
帰る時は、表情が和らいでくれるといいなあ・・・
なんて思いながら、レッスンをします。
先日、ヨガの先生がおっしゃっていました。
『 疲れた顔で、相手に感動を与えるパフォーマンスはできない 』
また、ある先生は、
出来ないことは、根性で頑張るのではなく、
ご褒美が足りないと考えたら
クスっと笑ってしまいましたが、
確かに、私たちは、頑張ることは得意。
反面、力を抜くことは本当に難しいですね。
自分の機嫌は、自分で良くする
取って付けた笑顔ではなく、
内側から光輝く笑顔を目指したいものです
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
ゴールデンウイークも終わり、世の中も、少し落ち着いてきた頃でしょうか。
私は、前半仕事、真ん中で旅行、後半は気が緩んだのか、
珍しく、体調を崩しましたが、今はすっかり良くなりました!
幸福度ランキング、全国一位の 長野県原村に行き、ゆっくりした時間を過ごしました。
桜もまだ残っていて、ちょっと得をした気分
さて、今日は笑顔について
日頃から、笑顔でいるように気をつけてきましたが、
最近特にちょっと考えることがあります。
年齢的なことが大きく関係すると思うのですが、
普通にしていても、怒っているように見えるとか・・・
笑っているつもりでも、相手にはそう見えていないとか・・・
50を過ぎたら、要注意ではないかと思うようになりました。
あの君島十和子さんも言っていました~
『老け』は、細部に宿る
他人の目に私はどう映っているのか、
自撮りで自分を俯瞰してみる。
自分で思っている以上に気を付けないと
笑っているのに怖い・・・ なんてことにならないように
レッスンに通ってくださる生徒さんを迎える時、
私は努めて明るく、笑顔で接するように心がけておりますが、
時々、疲れた顔でやって来る方もいます。
より楽しく音楽と向き合い、生き生きと豊かな気持ちで生活していくことが、
私の教室の考え方です。
笑顔は伝染しますね
不機嫌も伝染します。
相手の表情は自分の鏡!
帰る時は、表情が和らいでくれるといいなあ・・・
なんて思いながら、レッスンをします。
先日、ヨガの先生がおっしゃっていました。
『 疲れた顔で、相手に感動を与えるパフォーマンスはできない 』
また、ある先生は、
出来ないことは、根性で頑張るのではなく、
ご褒美が足りないと考えたら
クスっと笑ってしまいましたが、
確かに、私たちは、頑張ることは得意。
反面、力を抜くことは本当に難しいですね。
自分の機嫌は、自分で良くする
取って付けた笑顔ではなく、
内側から光輝く笑顔を目指したいものです
2024年04月22日
体験レッスン
こんにちは
フルート教室 クリスタル・ハーモニー です
4月から、新しい環境に変わった方も、少しづつ慣れてきましたか?
中高生は、部活動の仮入部なんていうのも、始まった頃でしょうか
私も、遥か昔、中学に入学と同時に、吹奏楽部でフルートを始めました。
キラキラしているフルートを、初めて吹いた時のわくわくした気持ち・・・
4月は、そんな遠い記憶が蘇ってくる季節です
高校3年生になり、先日部活を引退したMちゃん。
レッスンは、引き続き来てくれています。
『 音楽は、やっぱりいいな。フルートは楽しい 』
そんな風に言ってくれるのは、レスナー冥利に尽きます
部活だけではなくて、今後の人生の楽しみの一つとして、
フルートが、寄り添ってくれる存在となったら、
私は本当に嬉しいです
昨年の夏、中学1年生でクリスタル・ハーモニーに入会された Kちゃん。
吹奏楽部でフルートを吹いていますが、みんなには習っていることは内緒なんですって
急に上達して、びっくりされているそうです
フルート教室 クリスタル・ハーモニー では
より楽しく音楽と向き合い、いきいきと豊かな気持ちで暮らしていくこと
を、ポリシーとしております
これから、フルートを始める中高生の皆さんはもちろん、
体格にもよりますが、小学1年生の生徒さんから指導経験がございます。
また、昔、中学生だった方も、大歓迎ですよ
完全予約制体験レッスン
受付時間 10:00 ~20:00
受付電話番号 090-5873-9680
レッスン時間 30分程度
レッスン代 2000円
楽器をお持ちでない方は、ご相談ください。
楽器選びから、お手伝いいたします。